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掲載日2020.05.20
2020.05.20

「おうちでミュージアム」サイエンスショー「粉じん爆発」



科学館の1階にサイエンススタジオがあります。ここでは、科学館のスタッフや講師の先生が毎回色々なテーマでサイエンスショーを行っています。
休館中の誰もいないスタジオは少しさみしいですが、こんな時には普段なかなかできない実験を練習してみようということになりました。今回は「粉じん爆発」という実験の練習をしました。どんな実験なのでしょうか。ちょっとのぞいてみましょう。

実験の様子はこの動画をごらんください↓



小麦粉が爆発して大きな炎が上がりましたね。小麦粉のかたまりに火をつけても爆発したりしないのに、不思議ですね。
どうしてこのような現象が起こったのでしょうか。

粉じん爆発が起こる条件は次の3つが同時にあるときです。
1.酸素
2.一定濃度の燃えやすい粉じん(小さな粉つぶ)
3.火種(ひだね)

酸素は、目には見えませんが私たちの周りの空気中に存在しています。実験では、空気ポンプで風を送り、勢いよく小麦粉を舞い上がらせました。小麦粉のかたまりは小さな粉つぶになり、空気中の酸素とふれあいました。そこにろうそくの火が引火して、粉つぶが発火しました。そして粉から粉へと発火が次々に連鎖したことで大きな爆発が起こったのです。

※危険な実験なので、おうちではマネしないでください。
科学館では安全にみなさんに楽しんでもらえるよう工夫して実験を行っています。サイエンスショーが再開したら見に来てくださいね。