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掲載日2020.05.01
2020.05.01

「おうちでミュージアム」おうちでひろしまの空を眺めよう!①

これはいったい何でしょう?


写真1 これはいったい何でしょう?

正解は、広島の空を撮影した時に、半球面レンズカバーの上に鳥が止まっていた時の写真です。

こども文化科学館のホームページでは、館の屋上から見える空の様子を「ひろしまの空」というページで公開しています(図1)。空を見上げた状態で設置したカメラが、毎日15分ごとに自動的に撮影し、その時の天気や雲、星の移り変わりを届けてくれます(写真2・3)。写真1や写真3の左右が東と西、上下が北と南にあたります。時には、写真1のように珍しいお客様が紛れ込むことも…。過去の写真をつなげると、太陽や月の動き、雲の流れなど、日々の空の動きを動画にすることもできます(動画1)。


図1 「ひろしまの空」リンク


写真2 科学館屋上に設置したカメラ


写真3 科学館の屋上から見える空


動画1 令和2年4月1日~4月15日の空の移り変わり

動画1は、4月1日から4月15日の空の様子をつなげたものです。雨が上がり、雲が晴れ、晴れたと思ったらまた曇る…、変わりやすい天気は春の季節ならではですね。一方、太陽や月は、いつも変わらず、東から昇って南の空を通り、西の空へ沈んでいます。ですが、よく見ると、太陽や月の昇る高さや時刻が変わっていることが分かるでしょうか?さらに、月は、明るさも少しずつ変わっているように見えます。これは、月の満ち欠けによって、明るく光って見える部分が増えたり減ったりしているためです。
 月は、新月→半月→満月→半月→新月という流れで、およそ29.5日かけて見かけの形が変わります。この動画では、4月1日の上弦の月(左側が欠けた半月)が少しずつふくらみ、4月8日に満月を迎えました。この動画では半月や満月といった月の形までは見分けられませんが、4月8日の月は4月1日よりもずっと明るくなっています。

4月8日に満月を迎えた月は、今度は少しずつ欠けていき、4月15日には下弦の月(右側が欠けた半月)に、4月23日には月の姿が見えない新月になりました。そして、現在は、次の満月である5月7日に向けて、ふくらんでいるところです。もっとしっかり月の形が見たい人は、ぜひ実際の空で観察してみましょう。もちろん、月だけではなく、いろいろな空の様子も眺めてみてくださいね。