科学のお話
2009年6月2日(火)
蜜腺(みつせん)の秘密
科学館裏の元安川土手には,たくさんのサクラ(ソメイヨシノ)があり,開花すると,お花見をする人で
大変にぎわいます。今は,花もすっかり散って,葉が青々と茂っています。
さて,このサクラの葉をよく観察すると,葉の付け根の部分にイボのような丸い突起が2個ついています。この突起の正体はなんでしょう。
突起の表面をよく見ると,透明な液体がついていて,指につけてなめてみると,ほのかな甘みがあります。
この突起の正体は『蜜腺(みつせん)』といって,ここから甘い蜜が出てきているのです。
蜜といえば,ハチなどの昆虫をおびき寄せて花粉を運んでもらうために,花の中から出ているのが普通ですが,このように花以外の場所からも蜜を出すところがあります。これらのことを特に『花外蜜腺(かがいみつせん)』といいます。
では,なぜ花以外のところに蜜腺があるのでしょうか。花以外の場所から蜜を出して,植物にとって何か都合の良いことがあるのでしょうか。



