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科学のお話

2022年3月8日(火)

“科学の眼”で自然を楽しもう

科学館では毎年春ごろに巡回展「SSP展 自然を楽しむ科学の眼」を開催しています。生き物や植物、星、風景など、様々な科学の写真を展示しており、普段なかなか見ることができない様子を観察することができます。
今年度は令和4年2月11日から3月13日までの開催予定でしたが、臨時休館のため3月8日からの実施となり、みなさんに見ていただく機会が大変短くなってしまいました。

日本自然科学写真協会のサイトでは第42回SSP展のサンプルを公開しており、動画作品もYouTubeで限定公開しています。
日本自然科学写真協会 第42回SSP展ギャラリー

この記事では、たくさんある作品の中から2つの写真を取り上げて紹介します。

氷の結晶 伊知地国夫

みなさんは氷というと何色を思い浮かべますか?透明や白っぽい色を想像する人が多いのではないでしょうか。
ところが、この写真の氷は虹色に見えます。いったいどうして氷が虹色になるのでしょうか。それは、この写真の撮影方法に秘密があります。
この写真は偏光板という道具を使って薄い氷を観察した様子です。偏光板は、様々な方向を向いている光の波のうち一方向だけを通過させてみることができるもので、薄い氷を偏光板で挟むことでこの写真のような虹色を見ることができます。
この虹色から、氷の特性の一つである「複屈折性」を知ることができます。複屈折性をもつ物質で有名なのは方解石や水晶で、これらの物質を通して文字を見ると文字が二重に見えたりにじんで見えたりします。

富士山と天の川 武田康男

富士山とともに天の川と星空を見ることができる写真です。天の川を観察すると、明るい部分と暗い部分があるのが分かりますね。この暗い部分には天の川の星が少ないわけではなく、「暗黒星雲」というガスや塵などが星たちを隠しているため暗く見えるのです。
写真中央上部の天の川の辺りには、夏の大三角であるベガ、アルタイル、デネブが明るく写っています。みなさんは見つけることができますか?

この他にも、様々な科学の写真が公開されています。ぜひ写真や動画を見て、気になるもの・不思議なもの・好きなものを見つけてみてください。
一般社団法人 日本自然科学写真協会

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