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科学のお話

2021年5月23日(日)

「おうちでミュージアム」科学のお話 月食2021

 5月26日(水)に月食が起こります。月食は、太陽-地球-月が一直線に並んだ時に起こります(下図)。月が地球の影に入ることによって、月の一部が暗くなって見えたり、月全体が赤っぽく見えたりします。

月食のしくみ(国立天文台)

 今回の月食が始まる時間は18時45分頃ですが、広島ではまだ月が昇っていない時間です。広島の月の出は19時頃です。このとき、東の空から月が欠けながら昇ってくる月出帯食(げっしゅつたいしょく)が見られます。
 そして、月全体がすっぽりと地球の影に入るのが20時11分頃です。月全体が地球の影に隠れることを皆既食といいます。皆既食のとき、月は赤黒い色に見えます。15分後の20時26分頃に皆既食が終わり、21時52分頃に部分食も終わります。ちなみに、月の一部が地球の影に隠れることは部分食といいます。

 今回の皆既食は東の空の高度10度のあたりで見え始めます。高度10度ってどれぐらいの高さなのでしょうか?実は高度10度はにぎりこぶしを使って測ることができるんです。
 まず右手でにぎりこぶしを作りましょう。そして右腕をまっすぐ伸ばして、にぎりこぶしの上側を目線の高さにそろえます(右図)。ここが高度0度です。そして、左手でもにぎりこぶしを作って右手の上に乗せると、その位置が高度10度です。ちなみに、左手の位置が動かないようにして、右手のにぎりこぶしを左手に重ねると高度20度、その上に左手のにぎりこぶしを重ねると高度30度…つまり、にぎりこぶし一つ分で10度が測れるということなのです。

 もしかすると、建物や山に隠れて空が見えにくいかもしれません。東の空が広く見渡せる場所に移動しようにも、今広島には緊急事態宣言が出ていて、お出かけするのは難しいですね。
 この皆既月食という現象、二度と見られないのかというとそうではありません。次回は2022年11月8日です。次は空の高いところで見えるみたいです。しかも、皆既食の時間がなんと85分も続くので、今回見れなかった人はぜひ次回チャレンジしてみてください。
 ちなみに、今度の5月26日の満月はスーパームーンと呼ばれます。天文学用語ではないのではっきりと定義は決まっていませんが、1年の中で月と地球の距離が一番近く、最も大きく見える時の満月をスーパームーンというようです。もしかすると、皆既食が終わって月の高度が高くなったときに、おうちからスーパームーンの部分食が見られるかもしれないので試しに空を見てはどうでしょうか?

 また、現在天気予報では残念ながら広島市は曇りの予報となっています。他県で月食の生配信を予定しているところがありますので、そちらも確認してみてはどうでしょうか?
 下のリンクは国立天文台のYouTubeチャンネルです。5月26日18時30分から、東京にある三鷹キャンパスからの中継を予定されています。(天候等の影響により、配信は予告なく中止・中断・変更をする可能性があります。)
↓↓↓

国立天文台YouTubeチャンネル

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