科学のお話
2010年1月26日(火)
トマトの反対はトマト?・・・なつかしい録音機
~展示「宇宙生物のささやき」~
最近は、ほとんど見ることが無くなったオープンリールテープレコーダー・・・。そのなつかしいテープレコーダーのしくみを科学館1階の展示室で体験できます。展示名は「宇宙生物のささやき」です。まるで、宇宙の生物(?)をさかさまにしたようなデザインと録音機から再生される声(音)からの感じでネーミングが決まりました。録音、再生、消去それぞれのヘッドとテープの動きについて観察することができます。
音は、どのように録音されるのでしょうか?カセットテープの表面には、磁石として働く細かい鉄が薄く塗ってあります。音を記録するときは、この表面の磁石の並び方を変えていきます。そして、音を再生するときは、磁石の並びを再生ヘッドが読み取り電気の信号に変え、スピーカーを通して私達に聞こえてきます。
スイッチを押し、テープが動きはじめたらマイクに向かって声を10秒間録音してみましょう。録音が終わったらハンドルを回し、録音した音を再生します。テープの再生スピードを色々変えてみます。速く回すと高い声、遅く回すと低い声が聞こえてきます。
声を構成する要素の中で、声帯のふるえ方のちがいによって決まるものが声の高さです。例えば、会話の声の振動数(この場合、1秒間に声帯がふるえる回数)の平均は、成人男性が130~150Hz程度、成人女性が250~300Hz程度といわれています。成人男性の声を録音し、ハンドルを速く回転し再生すると、まるで子供の声のように聞こえてくるのはそのためです。
次に、テープに録音をした方向とは反対の方向に、ハンドルを回してみます。録音した「トマト」の言葉が「トマト」と聞こえてくるでしょうか?〔Tomato〕→逆さ言葉は?→〔otamoT〕となり「トマト」とは聞こえてきません。自分自身の録音した声(言葉)が、そのまま反対の言葉として聞こえてこないのです。
展示「宇宙生物のささやき」は、録音機の操作を体験しながら、音声のしくみについて学ぶことができます。![]()




